中学受験の塾選びをしていると、
- 「グノーブルって実際どうなんだろう?」
- 「説明会ではどんな話が聞けるの?」
- 「入塾テストって難しいのかな?」
と、いろいろ気になることが出てきますよね。
この記事では、私が実際にグノーブルの説明会に参加したときのメモをもとに、
- グノーブルの指導方針・考え方
- 少人数クラスの雰囲気
- 3〜6年生のカリキュラムの位置づけ
- 全教科共通で、先生たちが毎年アップデートしているプリント教材の仕組み
- 国語・算数・理科・社会それぞれの特徴
- 宿題の量や、親の関わり方
- 自習室や質問対応のようす
- そして最後に、入塾テストを受ける前に知っておきたいこと
を、保護者目線で具体的にまとめました。
なお、入塾テストの内容や難易度・対策方法については、こちらの別記事で詳しく解説しています。
👉 グノーブルの入塾テスト対策&難易度はこちらで詳しく解説
説明会の雰囲気をつかみたい方も、入塾テストが不安な方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
グノーブルの指導方針|“集団授業の良さをちゃんと守りたい”塾
説明会の冒頭で強く感じたのは、
グノーブルが 集団授業の良さを大事にしている塾 だということでした。
少人数の集団授業(だいたい10〜16名)
- 1クラスは 10〜16名程度 に抑える方針
- それ以上になると先生の目が行き届きにくくなるため、人数が増えたらクラスを分ける
- 「この子にこの塾が合うか」「この進度でついてこられそうか」を、先生がきちんと観察して判断する
つまり「集団=大人数で放置」ではなく、
“少人数の集団”として、一人ひとりをちゃんと見る塾という印象でした。
仲間がいるからこそ、勝手に伸びていく
先生方が何度も口にしていたのが、
仲間がいるからこそ、刺激し合い、競い合い、勝手に成長していく。
という考え方です。
- 同じ学年の子が近くにいると、自然と張り合いが出る
- いい意味のライバル関係が生まれ、「あの子も頑張っているから自分も」となりやすい
個別指導でマンツーマンでじっくり、というより、
“仲間と一緒に受験モードへ入っていく場”をつくる塾だと感じました。
学年ごとの位置づけ|3年と4年でモードが変わる
説明会では、学年ごとのカリキュラムの考え方もかなりはっきり語られていました。
3年生:先取りはしない。「思考力」をじっくり育てる
3年生の授業については、先生がはっきりと
先取り学習はしません。
と言っていました。
- いわゆる受験内容の先取りはしない
- パズル的な問題や、文章を読み解く問題など、“考える練習”を中心に扱う
- 宿題も「推奨パターン」という形で、量より質を重視
先生の言葉を要約すると、
3年生は「先取りよりも土台づくり」。
“塾とは何か”を親子で理解したうえで、通ってほしい。
というスタンスでした。
4年生:ここから一気に「受験カリキュラム」へ
一方で、4年生になると空気がガラッと変わります。
- 2月から中学受験専用カリキュラムがスタート
- 進度は早く、内容もぐっと難しくなる
- 毎週小テストがあり、「覚えてきてね」という暗記系の宿題も増える
- 宿題の量も多く、「基本的に全部は終わり切らない前提」
先生からは、
宿題は7〜8割できていればOKです。
とはっきり言われていました。
**“全部100%こなすこと”よりも、“優先順位をつけながらやりきること”**を重視している感じです。
全教科共通の強み|プリント教材を先生たちが毎年アップデートしている
グノーブルといえばプリントが多い、というイメージを持っている方もいるかもしれません。
説明会でも、この点ははっきりと説明がありました。
ポイントは、
プリント教材は、国語・算数・理科・社会の全教科で使われていること。
そして、それを先生たちが毎年試行錯誤しながら更新していること。
です。
「来年、入試で重要になりそうな点はどこか?」を毎年検討
グノーブルでは、各教科の先生たちが意見を出し合いながら、
- 来年以降、入試で重要になりそうなポイントはどこか
- 最新の入試問題で、どんな聞かれ方をしていたか
- 今年の子どもたちが特につまずいたのはどこか
といった点などを毎年整理していくそうです。
そのうえで、
- 入試傾向から見て、もう重視しなくて良さそうな問題は削る
- 逆に、これから重要になりそうな分野は、問題数を増やす
- 説明の順番を入れ替えたり、例題の見せ方を変えたりする
という形で、全教科のプリントを毎年アップデートしているとのことでした。
「どう説明すると一番わかりやすいか?」も追求している
もう一つ印象的だったのが、
「どのプリントが一番わかりやすかったか」「どの説明だと子どもたちの反応が良かったか」
という**“説明のわかりやすさ”も、先生たちが毎年検証している**という話です。
- 授業で使ってみて、「ここは子どもたちがポカンとしやすい」という部分は表現を変える
- 図や表を追加したほうが伝わりやすいところは、レイアウトごと作り直す
- 逆に「この説明はすごく腑に落ちていた」というプリントは、翌年以降のベースにする
こうした改善が毎年積み上がっていくので、
子どもたちが手にするのは、まさに
「今年の入試を見据えて、
先生たちが“今の子どもたちにとって一番わかりやすい形”を考え抜いた教材」
だと言えます。
市販テキストを数年使い回すスタイルとは違う、
**“現場から毎年生まれ変わる教材”**という点は、グノーブルの大きな強みだと感じました。
各教科の特徴(国語・算数・理科・社会)
ここからは、教科ごとに感じた特徴を 国語 → 算数 → 理科 → 社会 の順でまとめます。
国語:長文+記述重視。思考力を鍛える国語
国語の説明もなかなか特徴的でした。
- 毎週宿題が出る
- 小学生にもわかる言葉で説明しつつ、長めの文章をしっかり読む
- 問題は記述式が中心(難関校の出題傾向に合わせている)
先生のお話で印象的だったのが、
子どもって、実は選択問題より記述のほうが好きな子も多いんです。
という一言。
選択肢から「それっぽいもの」を選ぶだけだと、
あまり頭を使わずに正解してしまうこともありますが、
記述はどうしても「自分の言葉で一度整理する」必要があります。
- 思考力を鍛えたい
- 難関校の記述問題にも対応できる力をつけたい
という家庭には、かなり相性の良い国語だと感じました。
クラスが分かれていても、使う教材自体は同じで、
子どもたちの様子を見ながら「どこまで進めるか」「どこを厚めにやるか」を先生が調整するスタイルです。
算数:N授業・T授業で“早い進度”をフォローする仕組み
算数については、グノーブルらしさが特に出ていた部分です。
N授業とT授業って何?
グノーブルの算数では、
- N(エヌ)授業
- T(ティー)授業
という言い方をします。
ざっくりまとめると、
- N授業=新しい単元を学ぶ回
- T授業=前の週の単元を復習・定着させる回
という2本立てです。
N授業:新しい単元を「考え方ごと」持ち帰らせる
N授業では、その週に扱う新しい単元をまとめて学びます。
- 公式や解き方だけでなく、「なぜそう考えるのか」 という“考え方”を重視
- 板書とプリントを組み合わせて、しっかり手を動かしながら理解させる授業
先生が繰り返し話していたのは、
「解き方」ではなく「考え方」を覚えて帰ってほしい。
というフレーズでした。
パターン暗記ではなく、「その場で考え直せる力」を育てることを意識しているように感じました。
T授業:1週間前の内容を、忘れないところまで戻す時間
T授業は、N授業のフォローアップです。
- 1週間前にN授業で扱った内容を、もう一度扱う
- 基本問題から入り、類題・応用問題へとステップアップ
- 苦手な子が多かったところは、先生がもう一度かみ砕いて解説
「新しいことを1回教えて終わり」ではなく、
NとTの2段構えで定着させる仕組みになっています。
進度は早いけれど、“やりっぱなし”ではない
説明会でも、
日能研と比べると、グノーブルや他の大手進学塾は、どうしても進度は早めです。
という話が出ていましたが、グノーブルの場合は、
- N授業でインプット
- T授業で復習・定着
- その土台として、毎年アップデートされるプリント教材を使う
という形で、「進度が早い=内容が雑になる」ではなく、
“早く進むけれど、学びは二重に押さえる” カリキュラムになっているのが特徴だと感じました。
理科:5年で全範囲→6年で総復習。比・割合がカギ
理科については、「学年によって役割がかなり違う」という話が印象的でした。
- 1〜3年生:
身近な不思議や「目に見えること」を体験ベースで学ぶ時期 - 4〜6年生:
入試で問われる内容をしっかり定着させる時期
カリキュラムとしては、
- 5年生で理科の全範囲を一通り学ぶ
- 6年生で総復習と応用演習を行う
という流れです。
説明会では、
5年生の5〜10月あたりに成績が落ちやすい。
算数で「比」「割合」をやり始め、その影響が理科の計算問題にも出てくるから。
という“あるある話”も教えてもらえました。
- 算数の「比・割合」が不安定だと、理科の計算問題も一気に難しく感じる
- 逆に、ここをしっかり固めると理科も伸びやすい
ということを、あらかじめ頭に入れておくと、親子ともに少し気持ちがラクになると思います。
もちろん理科のプリント教材も、
入試傾向や子どもたちのつまずきポイントを踏まえて、毎年内容を更新しているとのことでした。
社会:2〜3年は“身近なテーマ”、4〜6年で“入試9割を押さえる”
社会は、低学年と高学年で役割がはっきり分かれています。
- 2〜3年生:
生活に身近なテーマを扱う。実は難関校で1割くらい出題されることもある分野。 - 4〜6年生:
入試問題の9割をカバーする内容をしっかり学ぶ。
全体の流れは、
- 4年:地理
- 5年:歴史
- 6年:公民・現代社会+総復習
という形で、他塾より少し早めに回しているそうです。
ここでも、プリント教材は毎年見直されていて、
- 「最近、時事問題でよく出ているテーマ」
- 「教科書的には細かいけれど、入試で頻出のポイント」
などを踏まえて、翌年の授業に反映していくスタイルだと説明されていました。
宿題と親の関わり方|“全部やらせなきゃ”と思いすぎない
宿題や家庭学習への親の関わり方についても、かなり具体的にアドバイスがありました。
親がやると良いと言われたことは、この3つ
① 「今日の授業どうだった?」と聞く
→ 子どもに授業内容をアウトプットさせること自体が勉強になる。
② 「宿題なに出た?」と聞いてみる
→ 「授業でやったページの裏が宿題」など、だんだんパターンが見えてくる。
最初の1ヶ月くらいは、親が意識して聞き出してあげると良い。
③ 1週間のスケジュールを一緒に決める
→ 通塾時間と同じくらいの時間を家庭学習に使うイメージ。
例えば週6時間通塾なら、そのうち3時間くらいは算数に取られる感覚。
そして何度も出てきたのが、
宿題は基本的に「全部は終わらない量」が出ます。
7〜8割できていれば合格ラインです。
という話です。
「全部やらせないとダメ親では?」と追い込まれがちな中学受験ですが、
**“やるべきところを見極めて7〜8割できればOK”**と塾側から言ってもらえるのは、かなり心強いと感じました。
欠席フォロー・自習室・質問の雰囲気
- 欠席した場合は、教材の受け取り+授業動画の視聴が可能
- カリキュラムは「らせん型」になっていて、半年周期で内容が戻ってくるため多少の抜けはカバーしやすい
自習室については、
先生がきちんと管理しない自習室には意味がない。
というスタンスで、
- 授業前に早く来て勉強する子
- 授業後に残って宿題や復習をする子
なども多く、先生がきちんと目を配っている雰囲気が語られていました。
質問対応については、
- 授業前後に先生へ質問に行ける
- ただ、行列ができるほどではなく、むしろ質問は少なめとのこと
保護者とのやりとりは、
- 電話やメール
- 保護者会
- 受験学年の個別面談
などで、受験プランや志望校決定も含めて一緒に考えてくれるそうです。
グノーブル入塾テストを受ける前に知っておきたいこと
説明会に参加していると、どうしても気になるのが、
「うちの子、グノーブルの入塾テストに受かるかな?」
というポイントだと思います。
グノーブルは、
- クラス人数を抑えている
- 4年以降は進度も速く、宿題も多い
という塾なので、入塾テストを通して“このペースについて来られそうか”をしっかり見ている印象があります。
とはいえ、
- 出題範囲は、基本的には学校内容+標準〜やや発展レベル
- 「思考力を見たい問題」がポンと混ざる
という構成が多いので、「難関模試レベルでないと無理」というわけではありません。
入塾テストについては、
- 学年ごとの出題範囲の目安
- テストの難易度感
- おうちでできる事前対策(市販ドリルや通信教育など)
を、こちらの別記事で詳しくまとめています。
「グノーブルの説明会に行ってみようかな」「入塾テストも受けさせてみたい」という方は、
この説明会レポ(本記事)で塾の雰囲気をつかんでから、
上の入塾テスト記事で具体的な対策をチェックする、という流れがスムーズだと思います。
まとめ|「グノーブル 説明会」は“相性チェック”の場として行く価値あり
パンフレットや口コミだけでは、塾の本当の雰囲気はなかなか分かりません。
実際にグノーブルの説明会に参加してみて感じたのは、
- 先生たちの価値観(何を大事にしている塾なのか)
- クラスの人数感や、宿題の出し方への本音
- 全教科でプリント教材を毎年アップデートしているという、外からは見えない強み
- 入塾テストを通して「このペースで走れるか」をきちんと見ている姿勢
など、ネットの情報だけでは拾いきれない部分がかなり見えた、ということです。
中学受験の塾選びは、
「どの塾が一番有名か」ではなく、
「うちの子が一番伸びそうな環境はどこか」
を探す作業だと思います。
もし「グノーブル、気になるな」と感じているなら、
- まずはグノーブルの説明会に参加して、先生の話し方や考え方を直接聞いてみる
- そのうえで、
- 👉 グノーブルの入塾テスト対策記事 を読んで、テストのイメージと事前準備をしておく
という順番で動いてみるのがおすすめです。
親子にとって「ここなら頑張れそう」と思える塾に出会うきっかけになればうれしいです。

